手羽元の骨の周りの赤い肉で食中毒は起きない?血っぽいやつは食べて大丈夫?

手羽元の骨の周りの赤い肉で食中毒は起きない?

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手羽元を食べていると骨の周りが何だか赤い!

こんな経験をされたことはありませんか?

「これって食中毒の原因になるの?」「中まで火が通ってなかったんじゃ、、、」と気になる方もいるのではないでしょうか。

そこで今回の記事では手羽元の骨の周りの赤い部分が食中毒の原因になるのか、また血っぽい部分を食べても大丈夫なのか、の疑問についてお答えします。

手羽元の骨の周りの赤い血で食中毒は起きない?

結論からお話しすると、手羽元の骨の周りの赤い血では食中毒は起きません。

鶏肉による食中毒はカンピロバクターが有名ですがカンピロバクター菌は中心温度が75度以上で1分間以上の加熱により死滅すると言われています。

なので、しっかりと中まで火が通っている場合は骨の周りの肉が赤くても問題ありません。

マックのチキンナゲットでも、内部に淡い赤みがあると注意喚起をしています。

鶏肉の赤い部分についてのよくある誤解

赤い部分があるからといって、必ずしも肉が生焼けであるとは限りません。

肉にはミオグロビンと呼ばれるタンパク質が含まれており、加熱すると赤みを帯びて見えることがあります。

しかし、これは肉の色素であり、肉を完全に加熱した場合でも赤みが残ることがあります。

そのため、この赤みがあるため加熱できてないという判断はできません。

また、調理した後の手羽元からジュワッとピンク色の液体が出てくるときがありませんか?

これも実は食べても問題ないんです!

何故ならこの液体の正体は血ではなく骨の中にある「骨髄液」だからです。

鶏の骨には無数の小さな穴が空いています。

その為加熱するとこの穴から内部の骨髄液がにじみ出て、液体がでてくるんです。

この骨髄液には実はうまみ成分やコラーゲンが含まれていて手羽元の美味しさをより引き出してくれるものなのです。

【気になる方へ】骨の周りの赤い部分の取り方

手羽元などの骨付き鶏肉を調理する際に、赤い部分を取り除く方法をご紹介します!

  1. 常温に戻してから調理する
  2. 調理前に水につけて血抜きする
  3. 切り込みを入れる

常温に戻してから調理する

手羽元を冷蔵庫や冷凍庫からから取り出して常温に戻しておく事によって調理時に液体が出てきてしまうことを防ぐ事が出来ます。

また、調理時に溢れてしまう液体の中には鶏肉のうまみや栄養がたっぷり詰まっているのでこれらの成分が逃げてしまうことも同時に防ぐ事が出来ます。

切り込みを入れる:

調理する前に、骨に沿ってキッチンばさみや包丁で切り込みを入れることで火の通りが良くなり骨の周りの赤い部分がなくなります。

また、味も染みこみやすくなるメリットもあります。

調理前に水につけて血抜きする

手羽元を30分~1時間程度水につけておくことで、手羽元の余分な血を取り除くことができます。

また、水につけておくと手羽元から血が出なくなるだけでなく、肉の臭みがなくなり味も染みこみやすくなるなど沢山のメリットがあります。

しかし、注意点が!!

鶏肉の表面には食中毒の原因となるカンピロバクターという菌が付着している可能性があります。

つけ起きした水が飛び散るとカンピロバクターが他の調理器具や食材に移ってしまい食中毒のリスクが上がります。

もしもどこかに付いてしまった場合は洗剤でしっかりと洗いましょう。

鶏肉が中までしっかりと火が通っているか確認する方法

手羽元の骨の部分や赤い液体が食中毒には問題ないことが分かりました。

しかし、本当に中まで火が通っているか不安ですよね。火の通っていない鶏肉は次のような特徴があります。

  • 切った際の肉の中の色がピンク色
  • 肉汁の色が赤っぽいピンク色
  • 中心温度が75℃未満


逆にしっかりと焼けているお肉の特徴は

  • 切った断面がピンク色ではなく白色
  • 肉汁の色が透明
  • 中心温度が75℃以上

これらの条件と比べて調理した手羽元がしっかりと中まで火が通っているのか確認してくださいね。

火の通りアドバイス

骨の周りの赤い部分や骨髄液が出てくる事を恐れて長く火を通しすぎてしまうと水分やうまみがどんどん無くなってしまい肉質がパサパサになってしまいます!

手羽元の調理時間の目安は以下の通りです。

油で揚げる     :5分程度

煮汁で煮る     :15分程度

電子レンジで加熱する: 10分程度

オーブンで焼く   :20〜30分程度

ぜひこれらの調理時間を目安にして調理してみてください。

手羽元の骨の周りの赤い血で食中毒は起きない?まとめ

手羽元などの骨付き鶏肉に赤い血が見られることがありますが、しっかりと中まで火が通っていればこれが食中毒の原因になることはほとんどありません。

また、ピンク色の液体が手羽元から出てくる事がありますが、これの正体は骨髄液で骨の周りの赤い部分と同様に食中毒などの問題は無く肉を十分に加熱することで安全に食べることができます。

もし、骨の周りの赤い部分や赤い血のような骨髄液が気になるという方がいれば、手羽元を調理前に水につけたり、切り込みを入れたり、常温に戻すことで対策出来るのでぜひ試してみてくださいね。

また、赤い部分があっても必ずしも生焼けではないため、中まで切った際の肉の色が白色か、出てくる肉汁の色が透明かなど加熱具合をしっかり確認することが重要です。

これらのことに注意しながら、美味しく安全に手羽元を食べましょう!

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