ロンドン橋落ちたは怖い童謡?見張りは人柱を暗示している?

ロンドン橋落ちたは怖い童謡? ノウハウ・知識

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「ロンドン橋 落ちた 落ちた」というキャチーなフレーズとメロディーから始まる

「ロンドン橋落ちた」は、皆さんも子供の頃、一度は口ずさんだことがある有名な童謡だと思います。

ですが、この「ロンドン橋落ちた」には、実は怖い意味があるのです。

そこで、今回は「ロンドン橋落ちた」の実は怖い一面について、解説したいと思います。

ロンドン橋落ちたは怖い童謡? 

ロンドン橋落ちたは橋を作るもなんどもなんども橋を作り壊れるという童謡です。

London Bridge is broken down,

Broken down, broken down.

London Bridge is broken down,

ウィキペディアロンドン橋落ちたより

鉄と鋼で作ったり、金と銀で作ったりするのですが、

10番の歌詞から怖い歌詞と言われています。

実際にYouTubeに上がっている歌はこの部分がカットされています。

10番
見張りを立てよう
立てよう 立てよう 一晩中立てよう  さぁお嬢さん
11番
見張りが寝たら  どうする どうする
見張りが寝たら  さぁお嬢さん
12番
煙草をふかせ  ふかせ ふかせ
一晩中ふかせ  さぁお嬢さん

ウィキペディアロンドン橋落ちたより

10番の歌詞は「見張りを立てよう」という一節から始まります。

この「見張り」が実は、橋を造る時の人柱なのではないかという説があるのです。

大昔は橋を作る際に人柱を立てるという風習があったためこの説が出ています。

人柱というのは、橋、堤防、港などの大規模な建築物が災害や敵に破壊されないことを祈って、土や水、そして柱の中などに埋められた人を指します。

要するに、建物の安全のために人を道具のように使ったということを示しているのではと考察され、ロンドン橋落ちたは怖いと言われることがあります。

こう聞くと、恐ろしい逸話ですが、実際にはそのようなことは行われていない可能性が高いようです。

ロンドン橋は10世紀から12世紀で造っては流されていました。

1209年に石造りの橋を造りました。

その時の記録が残っていて、人柱の記録は特に記載がありませんでした。

13世紀には見張り番は存在し、橋を渡る際に通行税を取っていました。

石造りの橋が作られた時代では人柱はなかったという話になります。

つまり、この怖いはデマの可能性が高いです。

そもそもロンドン橋ってどんな橋?

ロンドン橋は、現在でも実在している橋です。

周りには、大英博物館やバッキンガム宮殿があり、ロンドンの中心を走るテムズ川にかかっています。

ですが、その見た目は普通のコンクリート製の橋です。

今の姿は、1973年に完成した物になります。


世界的に有名な童謡に登場している橋なだけあり、ロンドンを代表するランドマークの一つとなっています。

実際にアメリカの映画で子どもたちが

子どもA
子どもA

ロンドンに行ってくる。ロンドン橋にも

子どもB
子どもB

「え!落ちたんじゃないの

というギャグシーンがあり、アメリカでも多く知られていることが分かります。

ロンドン橋落ちたの歌詞は?

「ロンドン橋落ちた」は有名な童謡ですが、最初のフレーズだけ知っていて、その後の歌詞はいまいち分からない、という方も実は多いでしょう。

そこで、歌詞の意味を解説する前に、「ロンドン橋落ちた」の歌詞について、おさらいしたいと思います。

1番
ロンドン橋が落ちる
 落ちる 落ちる
ロンドン橋が落ちる
 さぁお嬢さん

2番
木と粘土で造ろう
 造ろう 造ろう
木と粘土で造ろう
 さぁお嬢さん

3番
木と粘土じゃ流される
 流される 流される
木と粘土じゃ流される
 さぁお嬢さん

4番
レンガとモルタルで造ろう
 造ろう 造ろう
レンガとモルタルで造ろう
 さぁお嬢さん

5番
レンガとモルタルは弱い
 弱い 弱い
レンガとモルタルは弱い
 さぁお嬢さん

6番
鉄と鋼で造ろう
 造ろう 造ろう
鉄と鋼で造ろう
 さぁお嬢さん

7番
鉄と鋼は曲がる
 曲がる 曲がる
鉄と鋼は曲がる
 さぁお嬢さん

8番
銀と金で造ろう
 造ろう 造ろう
銀と金で造ろう
 さぁお嬢さん

9番
銀と金じゃ盗まれる
 盗まれる 盗まれる
銀と金じゃ盗まれる
 さぁお嬢さん

10番
見張りを立てよう
 立てよう 立てよう
一晩中立てよう
 さぁお嬢さん

11番
見張りが寝たら
 どうする どうする
見張りが寝たら
 さぁお嬢さん

12番
煙草をふかせ
 ふかせ ふかせ
一晩中ふかせ
 さぁお嬢さん

皆さんは、どこまで歌詞を知っていましたか?

では、次に歌詞の意味について、解説をしたいと思います。

ロンドン橋落ちたの歌詞の意味は?

ロンドン橋は実際に10世紀から12世紀ごろにかけて、ロンドン橋は造るたびに流されたという記録があります。

ですが、1209年に石造りの橋が完成してからは、600年以上橋は落ちなかったそうです。

意味を要約すると、落ちてしまったロンドン橋を色々な材料を使って作り直し、最後には見張りまで立てて、ようやく橋が完成した、というものになります。

具体的に材料の名前を出したり、作り方を工夫していることから、橋の堅牢さや建築の難しさを表現しているのですね。

そして、ロンドン橋が落ちたのは、何も童謡の中だけではありません。

実際に、10世紀から12世紀ごろにかけて、ロンドン橋は造るたびに流されたという記録があります。

ですが、1209年に石造りの橋が完成してからは、600年以上橋は落ちなかったそうです。

実は、この「ロンドン橋落ちた」の「落ちた」という部分については、様々な説があります。

橋の上の礼拝堂が壊された時のことを「落ちた」と表現しているのではないか、とする説

人の手によって破壊された時のことを「落ちた」と言っているのではないか、とする説

ですが、これらの説も確証がある訳ではありません。

「ロンドン橋落ちた」は身近な童謡ですが、実はかなり謎が多いのです。

ロンドン橋落ちたは怖い童謡?まとめ

ロンドン橋落ちたの歌詞は怖い意味を含んでいるという考察がされているだけで、実際に起こったことではないようです。

「見張りを立てよう」という一節が、人柱を指している可能性があるという話が出ています。

ですが、実際の歴史にはそれを裏付ける証拠がなく、実際は違う可能性が高いです。

以上がロンドン橋落ちたは怖い童謡かどうかという記事でした!

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