鶏肉のブラジル産は国産と比べて非常に安いですね。
安すぎるので何か安全性が良くないのではないかと身構えてしまう方もいらっしゃるかと思います。
そんな方へ、今回の記事を読むとブラジル産の鶏肉について正しい知識を知り、最も良い買い物ができるようになりましょう!
今回はブラジル産鶏肉の安全性だけでなく、ブラジル産鶏肉の特徴に合わせた料理についても書いていますので最後までご覧ください。
ブラジル産鶏肉の安全性は?
ブラジル産鶏肉の安全性は高いです。
ブラジル産鶏肉は実は世界No1の輸出量で全世界の人が食べています。
またそれ以外の理由は3つあります。
- ブラジルは鳥インフルエンザが発生する可能性が一番低いといわれている国だから
- ブラジル鶏肉不正事件のブラジル国内の対応が良かった
- 鶏肉の規制が厳しいEUへの輸入が出来るから
では詳しく見ていきましょう。
ブラジルは鳥インフルエンザが発生する可能性が一番低い
ブラジルは地理的な観点で鳥インフルエンザの観点からすると全世界の中で最も安全です。
鳥インフルエンザは渡り鳥(カモなど)から海や国を超えて入ってきます。
しかし、ブラジルは渡り鳥のルートを通らないため発生する可能性が一番低いです。
追記:野鳥から鳥インフルエンザがブラジルで発生して180日の緊急事態宣言を発令してます。
鳥インフルエンザが発生した場合も隠ぺいされるのではなくブラジルが正式の公表し、日本への輸入がストップしていました。
タイ・アメリカ・日本ではしばしは鳥インフルエンザが発生しています。
ちなみに、2004年1月にタイで鳥インフルエンザが出たため、日本への輸入は完全にストップしました。
この輸入禁止は10年間以上は続き、2013年12月に解除されました。
タイからの輸入が止まっている間にブラジル産鶏肉は日本の輸入シェアを獲得し、一気にブラジル産鶏肉のシェアが増えたという背景があります。
鳥インフルエンザが発生すすると輸入禁止措置を取るほどのリスクがあるかが分かります。
ブラジル産鶏肉は世界一の輸出量を誇っているのですが、鳥インフルエンザの観点から安全性が高いことが全世界から選ばれる理由の一つです。
現在、ブラジル産鶏肉は日本の輸入の7割を超えています。
ブラジル産鶏肉の不正事件の対応について
ブラジル産鶏肉が危険と言われる背景にブラジルで起こった過去の不正事件があったことが大きいです。
平成29年3月にブラジルにある21個の工場が衛生基準を満たさない食肉をブラジル国内外に販売していた事件がありました。
ブラジル政府は迅速に対応し不正を行った工場は営業を止めさせ業務改善命令を出しました。
その中で日本に輸出していたのは1工場のみで現在は輸出認定が取り消されているままです。
ちなみに現在、この事件で不正を行った工場で日本に輸入しているところはありませんので安心してください。
不正をした工場はブラジルの全体の工場の1%でしたありませんが、日本はもちろん全世界でブラジル産鶏肉の大きなイメージダウンになりました。
ブラジルの鶏肉は主要な製品でブラジルの経済成長にも大きく関わるため、ブラジル政府は厳格な対応を行っています。
また、日本政府(厚生労働省)も輸入の際にサルモネア菌(悪さをする菌)の検査を実施しています。
ブラジル産鶏肉の検査の結果は国内鶏肉・他の国の輸入鶏肉と比較しても高い値ではなく、安全性に差はありませんでした。
サルモネア菌属の検査結果として、
- ブラジル産鶏肉 21.3%
- 国内鶏肉 6.5%~63.8%
- 他の国の輸入肉 13.6~17.0%
悪さをする菌が少ない=安全という話なのですが、サルモネア菌は加熱することで死滅することが知られていますので、ブラジル産であろうと国産であろうと安全です。
ブラジル産鶏肉と国産鶏肉の国際的な扱いの差について
EUは肉の輸入のための安全性の条件が厳しいことで有名です。
厳しすぎて、実は日本の鶏肉は2019年11月まで輸出できませんでした。
つまり、ブラジル産の方が日本産に比べて安全とみられていました。
しかし、ブラジルは安全性の面をクリアしEUに輸入しており、逆に国産は輸入できていない状況が長らく続いていました。
国際的に見てもブラジル産鶏肉の方が国産鶏肉よりも輸入するための安全性の条件を満たしていたことが分かります。
最後に、ブラジル産鶏肉に合う料理についてまとめていきます。
ブラジル産鶏肉のネットの危険だという噂について
ネットの噂でよく言われるのは
- 抗生物質・成長ホルモン剤で薬漬けで危険
- 遺伝子組み換え飼料が危険
ということが言われています。
実際はどのようになっているのでしょうか?
抗生物質・成長ホルモン剤で薬漬けで危険
これは科学的なアプローチで否定されています。
肉に残らない形での取り組みがなされています。
確かに抗生物質を使うとなぜか成長が良くなると言われて大量に使われていた時代もあります。
しかし、全世界で抗生剤は少なくする方向で進んでいます。
EUの輸入が厳しいと上で言いましたが抗生剤の取り扱いの部分もあります。
それはEUでは抗生物質は禁止となっています。
EUに輸出できているブラジル産の鶏肉は安全ということが分かります。
また日本に輸入する際に検疫として検査を行い、抗生物質が検出されたものは廃棄、ブラジルに持って帰る措置を取っています。
日本では、国が指定した飼料添加物(抗生物質)を使っています。
この抗生物質使うためにも国が定めたルールがあります。
- 出荷前1週間は使ってはダメ(肉の中に残留しないように)
- 治療として医薬品は使ってはダメ
日本で厳格なルールの元使用しています。
抗生物質を使っているから危険という観点では語れないことが分かります。
遺伝子組み換え飼料が危険
遺伝子組み換え飼料は確かにブラジル産の飼料に使われています。
しかし実は、日本の国産の肉でも遺伝子組み換え飼料が使われています。
その観点から言えば、現状としては同じ状況となっています。
日本はトウモロコシや大豆は輸入に頼っており、遺伝子組み換え飼料を使っています。
農林水産省は以下の3つを確認して安全性を確認しています。
これを満たさないものは流通・使用を禁止しています。
- 遺伝子組み換えで新たな有害物質が作られ、肉や卵に移行する可能性がないこと
- 遺伝子組み換えのよる成分が動物の中で有害物質に変換・蓄積される可能性がないこと
- 遺伝子組み換えの成分が動物の体の中で新たな有害物質になる可能性がないこと
上記を遺伝子組み換えの飼料満たした科学的な資料がないと日本国内では売れるようになりません。
ブラジル産鶏肉の特徴に向いている料理

ブラジル産鶏肉が向いている料理は、
- 唐揚げ
- 照り焼き
- 煮物
下味をつけたり、味を染み込ませるような濃い味付けの料理が向いています。
なぜかというと、日本に送られて来るときに冷凍されてくるため解凍の時に水分が抜けてしまいます。
この抜けた水分の後に味がしみこみやすくなるので濃い味付けの料理が向いています。
この後は、濃い味付けの簡単なレシピの紹介をします。
唐揚げレシピ
名古屋風の甘ダレが絶妙のレシピです。
タレもレンジで簡単に出来ますので試してみてください。

照り焼きレシピ
切って揉んで焼くだけ簡単レシピ!!

煮物レシピ
切って煮るだけの簡単レシピ!

食材を切ったらあとは調味料と一緒に煮るだけ! めちゃくちゃ簡単にできる
鶏肉の照り照り甘酢煮です(*^-^*) 照り照りの鶏もも肉で
ご飯が美味しく食べられます♪
しっかりと味が染みた
玉ねぎもたまりません♪
次はなぜ味を染み込ませる料理が向いている理由をご紹介します。
なぜ味を染み込ませる料理が向いているか理由
- ブラジル産鶏肉は冷凍して肉の水分が出るため
- ブラジル産鶏肉は肉が小ぶりであるため
ブラジル産鶏肉は冷凍して肉の水分が出るため
一度完全に冷凍すると、肉の水分が出る分、味がしみこみやすくなります。
ブラジル産鶏肉は船舶で冷凍して日本に来るのですが、解凍する時に水分が出ます。
そのため、濃い味付けの料理が向いています
肉が小ぶりであるため
肉自体が小ぶりで味がしみこみやすいです。
また、ブラジル産は国産より臭みが強いと言われており、濃い味付けが臭みを消してくれるため濃い味付けが向いています。
まとめ:ブラジル産鶏肉の安全性は問題なし!濃い味付けがオススメ!
ブラジル産鶏肉の安全性は国産と変わらない、むしろ良いです。
ブラジル産鶏肉は船での輸送のため冷凍するため、水分が出る分濃い味付け料理の方が味がしみこみやすく美味しく食べることができます。
是非、ブラジル産鶏肉を買った際は試してみてください。
●ブラジル産鶏肉の臭みがあると言われており下処理が気になる方はこちら
●ブラジル産鶏肉の安さの理由が気になる理由はこちら
●業務スーパーで売っているブラジル産鶏肉のから揚げを買って食べてみた記事はこちら
コメント
遺伝子組み換え飼料がつかわれているのではありませんか?
日本産もそうかもしれませんが….
その面もあると思います。。
ブラジルはトウモロコシやダイズの生産世界1位です。
またブラジルは遺伝子組み換え飼料の面積はアメリカに次ぐ世界2位です。
ソース:農林水産省の資料https://www.maff.go.jp/j/syouan/nouan/carta/zyoukyou/attach/pdf/index-36.pdf
●日本産について
日本のお肉もトウモロコシやダイズの飼料は輸入に頼っています。
輸入の際には遺伝子組換え不分別として日本に入っていますので使われていると思うのがよさそうです。
ただ農林水産省も遺伝子組み換えの輸入の安全性の担保のために試験や確認をしているようですよ。
農林水産省の資料
https://www.maff.go.jp/j/study/risk_kanri/h18_1/pdf/data3-1.pdf