牛肉は美味いだけでなく、たくさんの栄養があるため、大人気の食材の一つです。
しかし、時々酸っぱい臭いが牛肉からすることがありませんか?
お肉から酸っぱい臭いがすると食欲をそそるどころか、不安を感じますよね。
この記事では、
- 牛肉から発生する酸っぱい臭いとそのほかの臭いとの違い
- その状態が食べても安全なのか
- 腐った牛肉を食べた場合のリスク
について解説します。
牛肉から酸っぱい臭いがするとき、食べてもいい状態ってある?
今日の晩ごはん
— Sag6 (@Sag6pop5) November 10, 2023
・牛鍋🍲
牛肉は赤身肉で脂身が少ないので牛すじも入れて甘辛く煮込みました🐂
私は食欲があまり無いので鶏の手羽元と生姜でコトコト煮込んだお粥、牛鍋は少なめに。温かいもの食べると元気が出ます😊#晩ごはん pic.twitter.com/AYvxraVzJu
結論からお話ししますと牛肉から酸っぱい臭いがする場合、食べることはおすすめしません。
もちろん安全に調理すれば食べられる状態の場合もあります。
しかし、お肉が腐っていたりする場合は食中毒などのリスクが考えられます。
そのため安易に酸っぱい臭いがする牛肉を食べるのは大変危険です。
その肉が安全に食べられる状態かどうかよく見極める必要があります。
ここでは、牛肉から酸っぱい臭いがする場合でも食べられるかどうかの見分け方を紹介します。
牛肉の色
牛肉が新鮮であるかどうかは、臭いだけでなく見た目や触り心地も重要です。
新鮮な牛肉は赤色(ピンク色)をしていて、表面にはべたつきがないことが特徴です。
触れたときにヌルヌルとした感触があったり、肉の色がどす黒いなど変色が激しいかったりする場合は、食べない方が無難です。
◎お肉の鮮度を見分けるには切たての暗い赤色(紫赤色)なのか傷んでいる状態のどす黒い色(灰褐色)なのかをしっかりと見極めることが重要です。
お肉を切った直後は暗赤色なのですが、空気中の酸素に触れると肉のミオグロビンという物質が酸化してオキシミオグロビンになり鮮やかな赤色に変わります。
これをブルーミングといいます。
スーパーの牛肉の赤い色のことです。
さらに長く空気中に放置するとオキシミオグロビンは酸化してメトミオグロビンになり、退色してどす黒い色(灰褐色)になります。
これがいわゆるお肉が傷んでいる状態です。
消費期限の確認
購入した牛肉には消費期限が表示されています。
お肉から酸っぱい臭いがする場合はまず消費期限を確認してみてください。
消費期限が切れていなくても保存状態が不適切だった場合は、牛肉が傷んでいる可能性があります。
チルドのお肉を買ってきた場合でもしばらく料理に使わない場合はラップで小分けして冷凍庫に置いておきましょう!
消費期限が2週間くらいは長くなりますよ。
また、お肉の加工状態によってもお肉の傷む速度が異なります。
お肉が空気に触れている面積が多ければ多いほど酸化が進むため、痛むスピードが最も速いのはひき肉です。
ひき肉>スライス肉>ブロック肉
沢山の種類のお肉を買った際には傷みやすい順からその日の料理に使うものを決めるのをおすすめします!
酸っぱい臭い以外の気になる臭い
酸っぱい臭い以外にも牛肉から普段とはちょっと違う臭いがしてくることはありませんか?ここで紹介する匂いの牛肉は食べても安心な臭いの代表例です。
獣臭、もしくは草のような臭い
牛肉は牛が食べていた飼料によって臭いがそれぞれ違う場合があります。
獣臭が少しする場合は濃厚飼料と呼ばれる穀物などを中心とした飼料を食べて育った牛である可能性が高いです。
また、草のような臭いがする牛肉は粗飼料と呼ばれる草を中心とした飼料を食べて育っている可能性があります。
どちらも臭いに特徴はあるものの牛肉が傷んで発生している臭いではないので食べても問題ありません。
牛乳のような臭い
中々ありませんが、乳牛(ホルスタイン種)のお肉からは牛乳のような臭いがすることがあります。
こちらも臭いに特徴はありますが、食べるには問題ないです。
牛肉から酸っぱい臭いがする!食べれる?まとめ
牛肉から発生する酸っぱい臭いには酸化や微生物など様々な原因が考えられます。食べてもいい状態かどうかを判断するには、新鮮さや消費期限の確認が欠かせません
酸っぱい臭いがする場合は危ないですので、不安であれば食べることをやめてください。腐った牛肉を食べると、食中毒のリスクがあります。食材の安全性を確認することは、食事を楽しむ上で欠かせないことです。注意深く見極め、美味しく楽しい牛肉料理を堪能してくださいね。
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