カレーといえば、ピリリと食欲を誘うスパイスの香りとカレールーの深い味わいで大人気の定番メニューです。
ポークカレーやチキンカレーなど色々なお肉の種類で味を楽しめるのはもちろん、異国の味わいを堪能できるグリーンカレーやスープカレー、キーマカレーなど種類も沢山ありますよね。
その中でもワンランク上の贅沢な味わいを楽しみたいのであれば牛肉を使ったビーフカレーがおすすめ!
牛肉を使った本格的なカレーを美味しく仕上げるためには、ホロホロと砕けるような柔らかいお肉が欠かせません。
しかし、牛肉は部位によってはとても固く、かみ応えがあるためそれぞれの部位にあった煮込み時間を知らないと美味しくカレーを食べられない可能性があります。
そのため、美味しいカレーを作るには適切な煮込み時間を知って、牛肉を柔らかくすることが欠かせません!
そこで本記事では、カレーの牛肉を柔らかく仕上げるための煮込み時間や、牛肉を柔らかくするためのその他の方法について詳しく説明します!
カレーの牛肉を柔らかくするための方法は??
牛肉を柔らかくするためには、低温でじっくり煮込むことが欠かせません!
今回はカレーの牛肉を柔らかくするための方法とあったらいい調理用具2つをお伝えします。
最初は煮込み時間に関わる部位についてです。
カレーに使う牛肉の部位
牛肉は部位によって柔らかさが大きく違います。
バラ肉やロースなどは柔らかく、スライス肉であれば煮込み時間は少なくても美味しく仕上がります。
逆に牛スジの部分は非常に固く、しっかりと煮込み時間を取らないと美味しく仕上がりません。
しかし、牛すじにはお肉のうまみとコラーゲンがギュッと詰まっているため他の部位を使うよりカレーの味わいがグッと深くなるため、オススメの部位になります!
牛肉の下ごしらえ
牛肉を柔らかく仕上げるためには、下ごしらえも大切です。
フォークで牛肉の表面に穴を空けて繊維を壊したり、筋を包丁でしっかりと引いたりして1口大の食べやすい大きさにカットしてください。
また、牛肉をヨーグルトに付けることによって、お肉が発酵し、柔らかくなりますよ!
低温でじっくり煮込む
低温調理によって肉の繊維が緩み、とってもジューシーな仕上がりになります。
お鍋で牛肉入りカレーを煮込むオススメの時間は30分~90分です!
これを聞いて「時間が幅広すぎてどのくらいの煮込み時間がいいのか分からない!」という方もいるのではないでしょうか。
それぞれの煮込み時間による牛肉とカレーの味わいはこのようになります。
煮込み時間30分では
- 牛肉は食べ応えがあり、全ての野菜に火が通りホクホクとしている。
- 肉のうまみや野菜の甘味が染みこんでいるが牛肉も野菜も崩れていない。
煮込み時間60分では
- 牛肉は少し柔らかいが食べ応えがある。
- 牛肉とにんじん以外の野菜が、少し崩れている。
- 牛肉、野菜と共にカレーの味がよく染みこんでおり味わい深い。
煮込み時間90分では
- 牛肉は柔らかく少し崩れている。
- また、にんじん以外の野菜の形も崩れていて、タマネギとジャガイモは溶けているものもある。
- 野菜よりもカレーの味わいが強いが、カレーのスパイシーなうまみが染みこんでいる。
どの煮込み時間でもカレーは美味しく仕上がりますが、野菜やお肉の味わいがそれぞれ異なってきます。
牛肉の部位やお肉の厚さによっても最適な煮込み時間は異なるのでご自身の調理できる時間や使う予定のお肉によって調整してみてくださいね!
しかし、お鍋でじっくり煮込み料理をする際にはデメリットもあります。
火を使っているので煮込み時間はずっとお鍋の前で焦げ付かないように混ぜたりしないといけません。
「ホロホロの牛肉が食べたいけど、そんな時間ないよ!」という方も多いのではないでしょうか。
そこで、低温調理におすすめな調理器具を紹介します。
カレーの牛肉を柔らかくするための調理器具は?
おすすめの調理器具は
・スロークッカー
・圧力鍋
です。
火を見なくてもいい点、時短になるので買っておいて損はしないです。
一家に一台のそれぞれの特徴を見ていきましょう。
スロークッカー
調理時間:3時間ほど
メリット:・調理中はほったらかしに出来る・柔らかくなるまで煮ても煮崩れしにくい・圧力鍋に比べて値段が安い
デメリット:調理に時間がかかるのですぐに食べることが出来ない。
圧力鍋
調理時間:10~15分
メリット:・調理中はほったらかしに出来る・調理時間が短い・ジャガイモやタマネギなどがトロトロに溶ける
デメリット:具材が溶けやすいので野菜の食感を楽しみたい時には向かない
スロークッカーにも圧力鍋にもそれぞれの特徴があります。
ご自身に合った調理器具を使ってくださいね!
カレーの牛肉を柔らかくするための煮込み時間は?まとめ
カレーの牛肉を柔らかくするためのおすすめの煮込み時間は、2〜3時間以上です。
しかし、具体的な時間は使用する部位や調理器具によってそれぞれ異なります。
重要なのは、低温でゆっくり、じっくり長時間の煮込むことと、筋引きなどの下ごしらえやつけ込みなどの工夫も忘れずに行うことです!
これらのポイントを押さえて、手間をかけた分だけ、柔らかくて風味豊かなカレーを楽しむことができます!
カレー作りは非常に奥が深いです。
牛肉入りカレーの美味しい作り方を知って、家庭の食卓に美味しい幸せを呼び込んでみてください。
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