外に出たら髪がオールバックになってしまったという歌が、ネットで大ヒットしています。
凄く頭に残り中毒性が高いですよね。
そこで強風オールバックはなぜ流行ったかを分析して考察しました!
この曲は、めちゃくちゃ平和な状況を歌っている曲で、一見すると誰でも書けそうな曲なんじゃないかと思ってしまいます。
この曲は、天気はいいのに風が強くて進めない、髪型がオールバックになって恥ずかしい、地下にもぐりたいなど、強風への愚痴しかない平和な一曲です。
そんな曲がなぜ流行ったのでしょうか?考察してみました。
強風オールバックはなぜ流行った?元ネタから見るヒットのヒミツ!
強風オールバックは、2023年3月15日にYouTubeやニコニコ動画に投稿されました。
こちらが元ネタとなります。
その後、TikTokやTwitterなどでも拡散され、投稿1カ月ほどで60万再生を超える人気となりました。
また、歌ってみたや踊ってみたなどの二次創作動画も多数投稿されました。
という状況になりドンドン人気になっていきました。
ではなぜ流行った?か分析すると、以下の点が挙げられます。
- 共感しやすいテーマ:歌詞がシンプルでわかりやすい。
- 中毒性のあるメロディー
- イラストがかわいくて魅力的。髪型がオールバックになっても可愛らしい歌愛ユキの表情や仕草が目を引く
- ちょうどいい曲の長さでもう一度聞きやすい楽曲構成
- 曲の長さが2分17秒でTikTokやYouTubeショートと相性が良くSNSで拡散された
共感しやすいテーマ
歌詞がシンプルで分かりやすく、あるあるとなる日常のシーンを書いています。
大人から子どもまで全世代が共感できる「強風で整えた前髪が乱れる」という一点のみを歌っています。
この共感が人気が出た要因の一つかと思います。
サウンドがキャッチーで中毒性が高い
2分という短さの中で同じテンポ、歌詞の面白さ、リコーダーの独特性という飽きさせないエンタメ性があるからだと思います。
リコーダーの間奏が下手な感じが印象的で、耳に残りますよね。
ただ、この中毒性を一番支えているのは、テンポのノリやすさかと間の拍手だと思います。
シンプルな構成の中で変化を拍手で作っている点とこの時のアニメイラストの可愛さも関わっています。
アニメイラストが可愛い
小学生の女の子がオールバックになったというアニメからほのぼのした印象となります。
その上で、合いの手の拍手や強風のアニメーションが世界観を広げています。
僕が動画を見ずに曲を聴いている時にも脳内に拍手している女の子が出て来てます笑
ちょうどいい曲の長さでもう一度聞きやすい楽曲構成
曲の長さが2分ちょっとなので聞きやすく、曲もシンプルなのでストレスなく聞ける部分は大きな部分だと思います。
強風オールバックが爆発的に流行った理由は曲自体の魅力とSNSの拡散力があります。
ショート動画という30秒から2分ぐらいの動画が流行っていて、TiktokやYouTubeのショート動画でたくさんのパロディやカバーが作られました。
更に言うとテレビCMにも使われたことが最大のバズリとなりました。
お疲れ様ですヾ(´∇`)ノ
— バニラパパちゃん(askaちゃんから呼ばれたので) (@banirapapa_1204) August 14, 2023
カップヌードルのCMで、この曲が頭から離れない……
そして原曲も聴きましたフム((¯ω¯*))フム
「強風オールバック」
前髪先生askaちゃんには、なかなか刺さらない曲ですかね😅#826aska #前髪先生aska #強風オールバック https://t.co/ElcMyXtigu pic.twitter.com/9LR8SLaua0
他にも歌ってみたで一番再生されていて800万再生
ファミコン音源で演奏してみたもあります。
強風オールバックの女の子は誰?
女の子の名前は歌愛ユキです。
歌愛ユキはボカロ小学生のVOCALOID2のキャラクターです。
この「強風オールバック」で歌っているのも、歌愛ユキです。
ボーカロイドを使って自分で曲も作れるので興味がある方は是非!!
強風オールバックは考察厨をぶった切ってる
ボカロの曲には勝手に歌詞やMVで考察してYouTubeのコメントで考察する方がいらっしゃいます。
それがボカロの曲の楽しみ方として一つあります。
そのような考察する人にとってはストレートすぎる歌詞で考察する余地がありません。
例えば、ボカロPのいよわの「1000年生きてる」では
1000年生きているというタイトルと「骨も残らぬパパママよ」などの歌詞、またMVに対して、
芸術家が死んでも作品が1000年残るということなのかなという考察がされています。
直接的な言葉で言及されてないので、考察できる余地があるということです。
そんな考察厨にとって強風オールバックは天敵かもしれないです。
強風オールバックは風が吹いてオールバックになったというドストレートな表現しか使ってないので考察する人たちにその余地を与えていません。
という意味で強風オールバックが考察厨をぶった切ってる感じがしますね!
強風オールバックのボカロPは誰?
強風オールバックの作者はゆこぴさんです。
4/23(日)から、JOYSOUNDさんより「強風オールバック」のカラオケ配信が始まります。
— ゆこぴ (@yukopipikku) April 21, 2023
よろしくお願いします pic.twitter.com/wJwhKrsIcx
ゆこぴとは、ボカロ曲を制作している音楽クリエイターの名前です。
TwitterやYouTubeに自身の作品を投稿しています。主に歌愛ユキというボーカロイドを使用しています。
かわいらしいイラストやポップなサウンド、シンプルでわかりやすい歌詞が特徴的です。
そんなゆこぴさんの代表曲をご紹介します。
ゆこぴの代表曲
ゆこぴの強風オールバック以外の代表作もご紹介します。
最近大きくバズった曲が「寝起きヤシの木」です。
現在最速の100万回再生達成のボカロ曲となりました。
かつて他のボカロPが自らの想いや解釈を紡ぎあげて漸く成し遂げた記録を、ただ寝癖が凄いだけの曲が軽々と超えていく世界線。
YouTubeのコメント
最速100万回再生までの時間は
①寝起きヤシの木 / ゆこぴ 8時間57分
②愛言葉Ⅳ / DECO*27 21時間49分
③砂の惑星 / ハチ 1日17時間8分
強豪のなか寝癖が強くて堂々の一位を取りました。
私の歯医者さん
歯医者さんで言われたことを歌った曲。歯医者さんの声はテキスト読み上げソフトを使用しています。2023年1月27日にYouTubeに投稿され、20万再生を超えました。
夏に咲く
初音ミクが歌う夏の曲。理想の夏の風景を描いています。小津さんがアニメーションを担当しました。2022年07月22日にYouTubeに投稿され、18万再生を超えました。
強風オールバックはなぜ流行った?
こちらの記事では強風オールバックはなぜ流行ったか?についてまとめてみました!
この強風オールバックはなぜ流行った理由は
- 共感性の高いテーマ
- 中毒性のあるメロディー
- イラストがかわいくて魅力的。可愛らしい歌愛ユキの表情や仕草が目を引く
- ちょうどいい曲の長さでもう一度聞きやすい楽曲構成
- SNSでのバズリ拡散された
- TVCMの起用
以上が聞く人に刺さり、8000万再生を超えるヒット作となりました。
歌詞のシンプルさやサウンドの中毒性、イラストの魅力などが人気の理由の一つです。
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