エルフの耳の起源は?耳が長い理由は?

エルフの耳の起源は?なぜエルフの耳は長い? ノウハウ・知識

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ファンタジーの世界でエルフは大人気の種族です。

エルフの見た目は美男美女が多い設定なのも一つその理由かなと。

そして、その耳は長く描かれることが多いですが、エルフの長い耳は何が起源なんだろうと思い調べてみました。

エルフの耳の起源は?

エルフ(英語:elf)が初めて登場するのはゲルマン神話に登場する種族です。

ゲルマン神話においては人間より耳が大きいという話がエルフの耳の起源となっています。

もちろん、昔は挿絵などなく耳が大きいという情報だけでした。

その中で現在のエルフの耳の起源となった作品があります。

エルフの耳長いのはいつから?

ロードオブザリングの原作の「指輪物語」です。

この小説は1954〜55年に発表された3部作です。

指輪物語にエルフの耳が長いという描写は実はありません。

しかし、作者トルーキンが残した「The Lost Road and Other Writings」には

トールキンのエルフ語の「lassē」は「木の葉(leaf)」と「耳(ear)」の二つの意味があります。

トールキンの作品では、エルフの耳は尖っており、木の葉の形に似ています。

「The Quendian ears were more pointed and leaf-shaped than [?human](クウェンディの耳は人間よりも尖った木の葉形だった)」と表現されています。

同様に、ホビットの耳も僅かに尖っており、エルフ的な特徴を持っています。

指輪物語は小説だったのですが、初めて挿絵を入れたのは作者のトルーマン生誕100周年の時でした。

挿絵を担当したのはアラン・リーでした。

これが現在のエルフの耳が尖ったビジュアルにつながることになります。

指輪物語の作者のトルーキンが存命の時に「ホビットの耳もエルフの耳を尖らせてくれ」と手紙を出していたという話があり、それを元にエルフの耳を尖らせたという説があります。

小説がメインなので挿絵が多くないのですが、ホビットの挿絵を確認しても少しとがっているかなというぐらいの話で、現在のエルフのイメージとは少し違います。

ちなみにアラン・リーはエルフではなく耳の長いフェアリーの画集を出しています。

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著:ブライアン・フラウド, 著:アラン・リー
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エルフの耳が長い理由は?日本アニメが起源?

今のエルフのイメージとなったのは日本の「ロードス島戦記」と言われています。

ロードス島戦記は1988年に発売となり、挿絵は出渕裕が描いています。

このエルフの耳の長さは指輪物語のアラン・リーの「フェアリー」に影響を受けているとで出渕氏本人が語っています。

またエルフの映画「ダーククリスタル」にも影響を受けておりキーラの笹状の耳にも影響を受けたと言っています。

そんな中で出渕裕氏は新しいエルフ像を作ったというわけではなく

エルフというイメージを形にしただけという認識だったという。

ちなみに、ダークエルフの肌の色も褐色になったのもロードス島戦記での出渕氏のおかげといいます。

エルフの耳の起源は?

エルフの耳の起源の大元はゲルマン神話で、その後作品ごとにビジュアルが固まっていきました。

指輪物語の挿絵

そして、日本のロードス島戦記の挿絵・アニメとなり、ロードオブザリングの映画で完全にビジュアルが固まったのではないかという話でした。

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