業務スーパーでブラジル産鶏肉がびっくりするぐらい安いですね!
地球の裏側から日本に送ってきてこんなに安いの!?
安いのは家計にも優しいので選びたい..となり理由を調べてみました。
さっそくブラジル産鶏肉がなぜ安いか理由を見ていきましょう
ブラジル産の鶏肉はなぜ安い?
鶏肉の価格に関わるものを大きく分けてると3つあります。
- 飼料費
- 労働費
- 日本が世界のニーズと異なる
ブラジル産鶏肉が安くなるために、生産にかかるコストを下げることが必要です。
飼料費:69.7%
独立行政法人農畜産業振興機構より
ひな費:13.7%
人件費:5.5%
導入費:3.8%
輸送費:4.3% …
つまり飼料代は70%、労務費は5%ほど値段に関わってきます。
では詳しくそれぞれ項目を説明していきます。
飼料費について
ブラジルでは鶏肉の生産に掛かるお金の7割が飼料代です。
つまり、飼料代が抑えるほど安くなります。
鶏肉を育てる飼料はトウモロコシ・大豆を使っています。
そして、トウモロコシ・大豆はブラジルが世界のトップレベルに生産しているのです。
ブラジルの輸出もしており、世界の輸出No.1なほどの生産量です。
大量に生産できるので、より安いブラジル産の大豆やトウモロコシを飼料として使っています。
つまり
飼料大量生産で飼料が安い→飼料が安くなる(コスト減!)→ブラジル産の鶏肉が安くなる
ちなみに
トウモロコシと大豆のブラジルの生産量は
トウモロコシ:世界3位(1位アメリカ:2位中国に次ぐ)
大豆:世界1位 (輸出量No.1 輸出シェア 約56% 2020年度)
ブラジルは鶏肉を安くするための条件がそろっており、鶏肉の値段を下げる相性が非常にいい国なのです。
労働費
日本と比べて非常に安く、1/7~1/8倍ぐらい安いです。
労働力が安い=物価が安い (ブラジル産の鶏肉の国内消費は生産の7割)
→ブラジル産の鶏肉が安くなるという理由です。
賃金が1/7だとしたら、値段も1/7になってもおかしくないですよね。
●ブラジル
月の賃金平均2,500レアル(約5.3万円)→ 年間:63.6万円
※2022年1月30日現在 1レアル=21.4円レートで計算
●日本
平均給与 年間:461万円 国税庁ホームページより
世界のニーズについて
実は、世界では胸肉の方が人気で、胸肉の方が高いのです。
逆に、もも肉は胸肉より安いのです。(もも肉<胸肉)
世界手肉はヘルシー志向が強く胸肉の人気が根強いような流れになっています。
実は日本だけが特別なもも肉のニーズを持っており、
日本国内だけが、もも肉の方が価格が高く、胸肉の方が安いです。(もも肉>胸肉)
これがブラジル産鶏肉のもも肉が安くなる理由の一つです。
納得できましたでしょうか?
以上が3つの理由でした。
ブラジル産鶏肉の危険性や安全性についても記事書いていますのでもしよければご覧ください。
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